口腔内スキャナーで快適な歯科治療を
この度、口腔内スキャナーを用いた光学印象が一部の治療において保険適用に認められるようになりました。
光学印象とは、従来の粘土様の材料をお口の中で把持し固まるまで時間を置く歯の型取りとは異なり、お口の中をカメラでスキャンして3Dデータをデジタルで取得する型採りのことです。
口腔内スキャナーのメリット
口腔内スキャナーを使用することは、従来の歯の型採りよりも多くのメリットがあります。 型取りにかかる時間が短縮されたことにより嘔吐反射のある方や今まで型採りが苦手だった人にも不快感が少ない優しい型取りが可能となります。
また従来よりも精度が高い型取りを行えるケースもありそこから作成した被せ物や詰め物は更に精度良く歯にフィットしたものができるようになりました。
またスキャンした画像はデータとして保管されるため患者様にも確認いただけますし、被せ物のシミュレーションなども行うことができます。また今までの型取りの材料を使用しないため廃棄物がなくなり環境にも優れたものとなっています。
あらゆる点で優れているスキャナーで、今後保険適用の範囲は拡大して型取りは口腔内スキャナーを用いたものが一般的になる日が来るかもしれません。
清水歯科医院の口腔内スキャナー
当院のスキャナーはデジタル印象採得装置TRIOS 5を使用しております。当院で使用しているtrios5は2024年現在最新型のスキャナーです。
型 式 | 高 さ | 幅 | 長 さ |
TRIOS 5 | 38 mm | 37 mm | 266 mm |
TRIOS 4 | 49 mm | 40 mm | 278 mm |
TRIOS 3 | 48 mm | 40 mm | 273 mm |
上記の様に従来型に比べて大きさが高さが10mmほど小さくなっております。
この10mmはお口の中ではかなり大きく、一番奥の歯を型取りする際に以前であれば思いっきり大きく口を開けていただく必要がありましたがかなり負担を抑えることができます。型取りが苦手で嘔吐反射が起こる方も途中で中断することもできますので快適な型取りを行うことができます。
口腔内スキャナーとは口腔内の写真を毎秒2000枚撮影しそれぞれを繋ぎ合わせることで3D画像に処理するという技術ですが、AIの進化により繋ぎ合せの精度やスピードが速くなり撮影時間が短縮された上により綺麗に画像を作ることができます。
また従来の型取りでは再現できなかった歯の色調についてもスキャンすることができるため、前歯の審美治療においてもセラミックの色をご自身の歯に近づけることができ自然な歯を仕上げることができます。
口腔内スキャナーによって今まで以上に快適な歯科治療を。
皆さまにもぜひ体感いただければ幸いです。