痛みの少ない極細注射針
歯科治療において、極細注射針は痛みを最小限に抑えるための重要なツールです。
蚊に刺されても痛くないように、針が細ければ細いほど痛みは抑えられます。超極細の針の注射をすることで痛みを抑えます。
今まで痛みの少ない治療を意識していた治療では、33G(数値が大きくなるほど針は細い)の超極細の注射針を使用されていましたが、最新器具で世界最細の「極細カルプーレ35Gの注射針」が登場し、当院ではいち早く導入しました。
これは、刺通抵抗値は33Gよりも15%以上低下し、さらに「痛みを抑えた治療」が出来ることとなります。
メーカーサイトによる利点(要約)は以下の通りです。
・剛性の高い針管
良質な素材と優れた加工技術により、剛性が高く破折によるトラブルを軽減します。
・ランセット加工
3面に砥ぎ上げられた針先は刺入時の痛みと組織破損を軽減します。
・日本製で長期間の滅菌有効性
ガンマー線を照射しているため、有害残留物がなく均等に滅菌されています。ガンマー線滅菌の特徴を活かす気密包装により、使用期間の長期化(5年)を可能にしました。
・日本製
カルプーレシリーズは全てISO13485を取得した国内工場で製造しています。
データによると、太さが0.23mmということで、いったいどうやって作るのかと感心してしまいます。
それだけに従来の30Gや33Gよりも割高になっています。
でも、できるだけ患者様の痛みを少なくしたいので、治療に使用する注射針はこの35Gにしています。
『ビーゾカインゼリー表面麻酔をおこなって
35G の注射針を用いて
痛みを感じにくい部位を選んで麻酔する』
ことが当院の痛みの少ない治療を行う秘訣です。
今後も技術革新によって新たな極細注射針が出てくると思いますが、随時採用していって、痛みの少ない治療を極めていきたいと考えております。