顎関節治療
顎関節症とは?
このようなことは思い当たりませんか?
- あごが痛む(顎関節痛・咀嚼筋痛)
- 口が開かない(開口障害)
- あごを動かすと音がする(顎関節雑音)
上記のうちの1つ以上があり、同じような症状の出ることのある、顎の関節や関連する筋組織以外に病気がない時に顎関節症と診断されます。
症状を放っておくとどうなるか
顎関節症の症状が出ている場合に放っておくとどうなるか?
結論から申し上げますと、とても危険だと言えます。
なぜならば、その症状が上顎と下顎の大きさのバランスが崩れてしまい、開口障害やそれに伴う摂食障害となる危険性があるからです。
口が開けにくく発音が困難になったり、食べにくくなったり、さらには顔貌(見た目)が悪くなったりします。
当たり前に出来ていた食事や会話が困難に、またお顔の見た目まで歪んでしまう…これは患者様にとって大変苦痛の伴うものであることは想像に難くないでしょう。
もしも、思い当たる症状がありましたら、できるだけ早く医療機関での受診をお勧めいたします。
清水歯科医院での顎関節治療
当院では、顎関節症の診断を行ったうえで治療の必要がある場合に、次のような方法を用いております。
薬物療法
顎関節や咀嚼筋の痛みに対して、消炎鎮痛薬を用います。
認知行動療法
日常生活における行動や癖が症状と関係している場合に意識していただくことで症状が緩和することがあります。
理学療法
理学療法には物理療法と運動療法があります。物理療法は、手指による筋肉のマッサージ、患部を温めたり冷したりする療法です。運動療法には、筋肉や靭帯などの柔軟性や伸張性を改善するストレッチや、お口を大きく開けて顎関節の動きを良くして開口量を増加させる開口訓練などがあります。
スプリント療法
スプリントというマウスピースのような装具を着け、睡眠時のはぎしりや、くいしばり時の咀嚼筋の緊張の緩和や、顎関節部への負荷の軽減を目的としています。